サイトリニューアルしても使いやすさが改善されないワケ

サイトリニューアルしたのに・・・

「サイトを全面リニューアルしたのに全然使いやすくならない…」といった声は、意外といろんな自治体から聞かれます。広報担当課を筆頭に全担当課が協力して、1年近くもの長い時間をかけてリニューアルしたのに、情報が見つからない、情報が探せないといったケースはよく見られます。この原因を追求するにあたっては、まず自治体サイトに必要な要素を考える必要があります。

自治体サイトに必要な要素

自治体サイトに必要な要素は2つあると考えられます。まず一つ目は「デザイン」です。例えば、画像や色合い、アイコンなどがあげられます。写真などの画像を活用することで、見た目が華やかになるだけでなく、より具体的なイメージを利用者に伝えることが可能になります。
また、昔の自治体サイトでよく見られたテキストリンクでは分かりにくかったものが、アイコンなどをうまく活用することで操作しやすくなるなどのメリットがあります。このように、「デザイン」は直感的な操作に関するユーザビリティに直結しますので、自治体サイトに必要な要素であると言えます。
しかし、デザインが一新され、画像が多用されて見た目も華やかになり、アイコンもイメージしやすく、使いやすいサイトにリニューアルされた!と思いながら、いざ情報を探そうとした時に「あれ?情報が見つからない・・・」「なんだか使いにくい・・・」といった経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
それは何故か。自治体サイトには「デザイン」だけでなく、もう一つ重要な要素があるからです。

本質的な理解に関するユーザビリティに直結する要素

「デザイン」ともう一つ、自治体サイトにとって重要な要素は「内容」です。具体的には、カテゴリ構成や記事などの、まさに自治体サイトの中身にあたる部分です。この「内容」は、必要な情報への辿り着きやすさや探しやすさだけでなく、辿り着いたコンテンツに記載されている情報の分かりやすさも重要になります。すなわち、本質的な理解に関するユーザビリティに直結する要素であると言えます。
利用者はほぼ全員が何らかの目的をもって自治体サイトを訪れます。その目的が達成できれば「使いやすい」「分かりやすい」と評価されますが、その逆に目的を達成できなければ「使いにくい」「分かりにくい」と不評を買ってしまいます。自治体のサイトリニューアルにおいては、「デザイン」は業者がしっかりと構築し、「中身」は職員任せになってしまうケースがほとんどですが、広報担当だけでなく現場の各担当も忙しい中で、「中身」をしっかりと検討していく時間は取れないのが実情です。
結果として、「デザイン」は良くなったものの「中身」はほぼ変わらず、せっかくリニューアルしたのに使いにくいサイトが誕生してしまうことになります。これまでは「デザイン」重視と思われる自治体サイトもありましたが、これからはデジタル化を踏まえて「内容」重視の自治体サイトが求められます。