必要な情報を
見つけやすく
制度名ではなく、暮らしの場面や困りごとを起点に。住民の目線で情報を整理します。
国・自治体向け
住民に必要な情報を、わかりやすく届ける。行政手続きを、もっと迷わず進められるものにする。全国の自治体・行政機関とともに取り組んだ、14の実践をご紹介します。
制度名ではなく、暮らしの場面や困りごとを起点に。住民の目線で情報を整理します。
質問への回答や時系列の案内を通じて、一人ひとりに必要な手続きと次の行動を示します。
情報更新、窓口案内、申請確認、DX優先度の把握まで。現場の運用負担にも向き合います。
サービスを選ぶと、該当する導入事例だけを表示します。
見出しをクリックすると、導入背景・取り組みのポイント・成果・ご担当者のコエをご覧いただけます。
アスコエ提供サービス:子育てタウン
せんだいのびすくナビ
仙台市では、子育て支援情報の発信に関するアンケートで「必要な情報を見つけにくい」「用語が難しくわかりにくい」といった声が寄せられていました。子育て世帯が知りたい情報にアクセスしやすくし、子育てしやすいまちづくりを推進するため、行政サービス情報を集約したポータルサイト『せんだいのびすくナビ』とスマートフォン向けアプリの導入を決定しました。
行政サービスの一覧表示、年齢別検索が可能です。市民が知りたい行政サービス情報が便利に探しやすくなりました。ポータル開設により、市民は散在していた子育て支援情報を一箇所で把握できるようになりました。

仙台市が発信する子育てに関するオススメ記事を掲載しています。各記事には内容に応じたタグがついており、興味のある分野の記事を、タグで絞り込んで表示することも可能です。
仙台市内の学校、公園、病院といった子育てに関する施設を表示します。地区や種類で絞り込んで表示することができるほか、施設の概要、住所、連絡先などの情報が得られます。
仙台市の保育園などで行われるイベントを表示します。イベントは地区や子どもの年齢で絞り込んで表示することができます。施設で紙をもらわなくてもスマホで見られます。
カンタン母子手帳機能を使って、お子さんの体重や身長、日記・画像を記録することができ、成長記録をもとに自動で成長曲線が表示されます。
妊婦さんの周期、お子さんの月齢に合わせ、その時期に知りたい情報をプッシュ通知。子育て応援ポイントの告知も、登録情報に合わせて自動的に通知します。
指定の日になると、アプリ画面にメッセージが表示され、自動でプッシュが送られます。妊娠8ヶ月、産後1ヶ月など、お子さんの生年月日±n日で任意のタイミングを指定でき、メッセージはそれぞれに設定可能です。

『せんだいのびすくナビ』は、行政サービス情報を分類・整理して、子育て家庭のユーザー目線に立ってわかりやすい言葉、表現で伝える情報発信ツールです。行政サービスメニュー体系「ユニバーサルメニュー®(UM)」を採用し、行政サービス情報を部品化して検索しやすい情報構造と高い網羅性を実現しました。
制度の概要や対象者、申請期日など難解な行政制度の説明は「ユニバーサルメニュー・テンプレート」を活用して平易な言葉に書き換え、ユーザーにとってのわかりやすさを追求しています。このテンプレートを利用することによって、情報を発信する行政職員は原稿を一から作成する手間を省くことができます。


アスコエ提供サービス:子育てタウン
おおつ子育てサイト『とも★育』
従来の子育て支援情報アプリ『とも★育』の提供開始から7年が経過して、子育て世帯の支援ニーズが多様化するなかで、より情報が届きやすく、かつわかりやすいように機能を強化する必要がありました。また、従来は未就学の子どもを持つ家庭が対象でしたが、18歳未満にまで対象を拡げて「妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援」を目指し、アプリの大幅リニューアルを行いました。
リニューアル版は2023年に公開され、アプリはApp StoreおよびGoogle Playからダウンロードできます。
子育てに関する不安や悩みを抱える人がオンライン上で行政の専門家に相談できる機能で、利用者全員がオンライン上で、相談内容や専門家の回答を共有できます。
対面ではためらうようなちょっとした相談、日中は時間が無くできない相談なども、本機能を活用すれば、時間を気にせず、オンライン上での相談が可能です。
共感度合いを示すリアクションボタンなどはローカライズが可能で、オープンな場でユーザー同士が悩み事を共有して孤立感を緩和できる点も期待されています。

子育て支援情報(行政サービス情報、相談情報、施設、窓口情報、病院、救急情報など)
市内での子育てイベント情報の発信
施設マップでの子育て関連施設の検索
予防接種スケジュールの管理
子どもの成長記録や日記を残せる、カンタン母子手帳
妊娠期の健診記録の管理
お子さんの年齢に合わせて、お知らせをプッシュ通知


アプリの登録者数は4,335人(2024年3月時点)。伝えたい支援情報を、利用者に合わせて最適なタイミングで届けられる利便性が評価されています。
アスコエ提供サービス:子育てタウン
子育て応援サイト『キヨスマ』
清須市では、妊娠・出産・子育てに関する情報をさまざまな方法で発信していましたが、市民に十分に情報が伝わっていないことが課題となっていました。特に、保育園入園に関する問合わせでは、「いつ、どんな手続きを行えばよいのか」「必要な書類は何か」といった相談が多く寄せられていました。また、実際に保活を経験した保護者からも、「申込みに間に合うか」「書類に不備がないか」といった精神的負担の大きさが課題として挙げられていました。こうした背景から、子育て支援施策や行政情報を整理し、利用者が必要な情報へ迅速にたどり着ける『キヨスマ』を構築しました。
今回新たに公開した「保活ガイド」では、保育園申込みから入園決定までの流れを、時系列でわかりやすく整理しています。特に、
保活に必要な基本情報を時系列で整理
申込書類の流れを具体的に案内
入園が決まらなかった場合の対応も明示
当初入園・途中入園など、入園時期別に申込み方法を解説
利用者の状況に合わせて必要な情報を確認できる構成
という特徴で、「いつ、何をすればよいか」が直感的に理解できるよう設計されています。また、
◇どの書類が必要か ◇いつ受け取るか ◇どこへ提出するか
など、申込み時に必要な実務情報も具体的に整理することで、利用者が迷わず行動できる構成としています。
保活ガイド:https://kiyosu-city.mamafre.jp/hokatsu/

保活ガイド以外にも、
子育てガイド(妊娠中・出産後)
行政サービス情報
イベント情報
施設情報・施設マップ
など、妊娠・出産・子育てに関する情報を横断的に集約しています。地域や対象年齢などで絞り込み検索ができ、利用者が必要な情報へ迅速にアクセスできる構成としています。

清須市では、保育園を探す際や入所手続きに関しての問い合わせが多く寄せられていました。こうした声を受け、市民に必要な情報を分かりやすく届けたいという思いから、「保活ガイド」の作成に至りました。また、実際に保活を経験した立場からも、「申込みに間に合うか」「書類に不備がないか」といった精神的な負担が大きいことが課題として挙げられていました。そこで、必要な情報を網羅し、時系列で整理することで、保護者の不安に寄り添う構成を意識しています。(清須市児童保育課)
アスコエ提供サービス:子育てタウン
おおた子育ちナビ Hug(はぐ)くみ
大田区では、子育て支援情報を区ホームページなどで提供していましたが、制度や相談窓口、施設情報などが分散しており、必要な情報へたどり着きにくいことが課題となっていました。特に、子育て中の保護者に加え、近年は「子ども自身が主体的に情報へアクセスする」という考え方も広がっている一方で、従来の行政サイトは大人向けの構成が中心となっており、子どもや忙しい保護者にとって使いやすい導線設計が求められていました。こうした背景から、子育て支援情報を一元化し、"必要な情報を、よりわかりやすく、より身近に届ける"ことを目的として、『おおた子育ちナビ Hug(はぐ)くみ』を開設しました。
相談機能では、「大人」と「こども」の入口を分けることで、利用者が自分の立場に合った相談先へ迷わずアクセスできる構成を採用。さらに、「相談内容」「相談方法」で絞り込み検索できるようにすることで、悩みや状況に応じて適切な窓口を探しやすくしています。お子さんが見ても直感的に理解しやすいデザインと構成を意識しています。

妊娠・出産、保育、健康、経済的支援などの行政サービスを、「ユニバーサルメニュー®」の考え方に基づいて整理。制度名ベースではなく、「何に困っているか」「どんな情報を探したいか」という利用者視点で情報設計を行うことで、必要な情報へアクセスしやすくしました。
行政サービス情報だけでなく、子育て関連イベント、施設マップ、子どもの居場所情報、妊娠中・出産後ガイドなども掲載。悩みがある時だけではなく、「知りたい」「参加したい」と思った時にも気軽に使える、日常利用型のポータルサイトとして構築しています。
イベント:子育て関連のイベント情報を掲載。「地域」「対象年齢」で絞り込み検索が可能
施設マップ(施設ナビ):子育て関連の施設情報をマップと一覧で表示。「地域」「施設の種類」で絞り込み検索が可能
こどもの居場所づくり:こども達があそんだり、さまざまな体験をしたり、ともだちづくりの機会になるような施設を紹介
子育てガイド(妊娠中・出産後):各ステージで受けられる支援や、準備しておきたいことをわかりやすく掲載

子育て支援では、「困ったときだけ使う」のではなく、日常の中で自然にアクセスされることが重要だと考えています。今回のサイトでは、制度案内だけではなく、イベントや居場所情報なども含めて、"子育ての入口"として活用していただける構成を目指しました。今後も、さまざまな場面でより多くの方に活用していただけるよう、継続的に情報発信や機能改善に取り組んでいきたいと考えています。(大田区こども未来部こども未来課)
アスコエ提供サービス:わたしの手続きコンシェルジュ 手続きナビ
門真市 手続きナビ
ライフイベントの際にはさまざまな行政手続きが必要です。各個人の家族構成や収入など状況が異なるため、住民が手続きを漏れなく対応するために自ら調べることは容易ではありません。そのため、役所の窓口に出向いたり電話をかけたりするなど多岐にわたる確認方法を取り、職員もその対応に時間を費やしていました。
門真市では、世帯情報等の質問に回答することで、必要な行政手続きや手続き場所、持ち物等を確認できるナビゲーション形式のシステムを導入し、来庁時の円滑な手続き完了と職員の業務負担軽減を目指しました。
アスコエパートナーズ独自開発の「ナビエンジン」が質問数を削減、最適化し、利用者の負担を軽減しました。※特許取得済

難しい用語を使わずに職員と会話するような感覚で回答できる自然なナビゲーションを実現しました。設問と回答の履歴を表示・印刷することもできます。
利用者にとってのわかりやすさと親しみやすいデザインを追求しました。「わたしの手続きコンシェルジュ 手続きナビ」は、2021年度グッドデザイン賞を受賞しています。
職員は質問設定の確認のみ。正確性検証用ツールにより複雑なフローをたどらなくても検証が可能となり、自治体職員の業務負担も削減しています。


アスコエ提供サービス:わたしの手続きコンシェルジュ 手続きナビ
福井県手続きナビポータルサイト
引っ越しや結婚、出産といったライフイベントにおいて生じるさまざまな手続きについては、手続きの情報が県のホームページや市町のホームページ上にバラバラに掲載されており、住民にとって必要な情報を集める作業が負担になっていました。また、窓口で住民一人ひとりに対して個別に事情の聞き取りを行う必要があるため、窓口での対応時間が長くなり、住民と職員の双方にとって負担となっていました。
そこで福井県は、住民が必要とする県と市町の手続きを横断的に一括して案内することで、これらの課題を解決する方針を立てました。2025年(令和7年)1月から、南越前町・美浜町・高浜町・おおい町の4町で『手続きナビ』の提供を開始。簡単な設問に答えるだけで、自分の状況に適した手続きを把握できるようになりました。
住民がライフイベントの際に必要となる手続きに関して、事前に福井県共通の手続き情報やナビロジックなど調整した「県内共通手続きデータ」を作成し、県下の市町に展開することで各市町の導入にかかる作業負荷を軽減しました。
また、運用開始後も、県共通の制度変更の際は県で更新作業が行われるため、各自治体での作業は最小限で済むので、漏れなく迅速に最新情報を住民へ提供することが可能です。

出産、結婚、離婚、引越(転入、転出、転居)、死亡の5カテゴリに対応。住民が質問に回答するだけで、個別の状況に応じた手続きや持ち物、手続き場所等を確認できます。
南越前町『手続きナビ』:https://fukui-minamiechizen-town.supportnavi.jp/
美浜町『手続きナビ』:https://fukui-mihama-town.supportnavi.jp/
高浜町『手続きナビ』:https://fukui-takahama-town.supportnavi.jp/
おおい町『手続きナビ』:https://fukui-ohi-town.supportnavi.jp/
独自開発の「ナビエンジン」が質問数を最適化し、利用者負担を軽減
職員と会話するような自然なナビゲーション
わかりやすく親しみやすいデザイン(2021年度グッドデザイン賞受賞)
自治体職員の業務負担も削減

県民がいつでも、どこでも、簡単に行政手続きを行うことができるよう、手続きのオンライン化と自治体窓口改革を進めております。県・市町の手続きを横断的に案内できる手法を検討していたところ、たどり着いたのがアスコエパートナーズの『手続きナビ』でした。このサービスを導入することで、県民にわかりやすい手続き案内ができ、県民が迷わず、簡単に必要な手続きの情報を取得することが可能になると考えております。
今後は、今回導入する4町(南越前町、美浜町、高浜町、おおい町)以外の市町への共同利用の拡充と、県民の利便性向上に向けて引き続き取り組みを進めてまいります。
アスコエ提供サービス:わたしの手続きコンシェルジュ 手続きナビ
ひとり親家庭支援ナビ 平塚市版
平塚市では、ひとり親家庭等を対象とした手当や医療費助成について、制度ごとに判定基準が異なり、電話や窓口での多様な聞き取りが必要となるケースが多いことから、市民が支援制度へたどり着きにくい状況が課題となっていました。特に、仕事や育児に追われるひとり親家庭にとっては、窓口へ行く時間を確保すること自体が難しく、「自分が制度の対象になるのかウェブ上でわからない」といった状況が生じていました。また、行政側でも、制度判定に必要な聞き取り項目が多いことから、電話や窓口対応に時間を要し、職員負担が大きくなっていました。
きっかけのひとつは、来庁者からの「インターネットでできないのか」という声でした。検討の過程で、申請は手続きの最後の工程にすぎず、その前の「制度説明」「聞き取り」が窓口前提のままでは本質的な負担は変わらない、という気づきに至ります。こうした課題を受け、平塚市では、窓口へ行かなくても自分の状況を整理し、必要な支援につながれる仕組みとして、「ひとり親家庭支援ナビ(平塚市版)」を導入しました。
「ひとり親家庭支援ナビ(平塚市版)」では、制度の対象判定から申請までをオンラインで一体的に案内。仕事や育児で忙しいひとり親家庭でも、窓口へ行かず、空いた時間に自分のペースで手続きを進められる環境を整備しています。

本ナビでは、ひとり親になった理由、収入状況、扶養家族の有無、同居者の状況など、制度判定に必要な情報を段階的に整理できる構成を採用しています。行政用語をできるだけ使わず、直感的に回答できる設問とすることで、制度に詳しくない利用者でも迷わず利用できる設計としています。質問は最大15問で、回答していくと自身が利用できる手続きがわかります。
窓口で職員が行っていた「この制度に当てはまるかどうか」の判断を、条件の違いや該当ケースを一つひとつ洗い出して質問と分岐に落とし込みました。「詳細は窓口へ」で済ませず、関連する制度や必要な申請もできる限りナビのなかで案内できるようにしています。

ナビとあわせて、制度説明の資料も見直しました。従来はホームページの文字情報と文字だけのA4チラシのみでしたが、当事者が持つ疑問や職員がよく聞かれることに沿って、イラストや図解を用いたパンフレットを新たに作成。職員にとっても説明の過不足を防げる資料となっています。窓口では、自宅で調べたり手続きしたりしたい方向けに、QRコード付きの案内ツールも配布しています。

対面だからこそわかる状況がオンラインでは見えなくなる、という懸念に対しては、お困りごとを自由に書ける欄を用意。対面では質問されると答えにくいことも文章であれば書きやすく、窓口でのやりとりとは違った形で情報が出てくることで、かえって状況を把握しやすくなっている面もあります。


神奈川県内でも先進的な、「制度判定〜申請」までをオンラインで一体化した仕組みを実現
「窓口でその場申請」から、「理解したうえで自宅申請」へ利用者行動が変化。「ある程度わかったので、あとは家でやります」と帰られる方も増加
これまでのひとり親家庭支援の手続きは、「聞き取りが必要だから対面でしかできない」という前提で運用されていました。しかし実際には、子どもを連れて来庁されたり、限られた時間のなかで説明を受けたりするケースも多く、本当に利用者にとって最適な形なのかという課題感がありました。今回の取り組みでは、単に申請をオンライン化するのではなく、「制度説明」「聞き取り」「申請」という窓口業務全体を見直し、利用者が自分の状況を整理しながら進められる仕組みを目指しました。(平塚市 健康・こども部 こども家庭課)
アスコエ提供サービス:わたしの手続きコンシェルジュ 申請サポートプラス
東京都 申請サポートプラス
東京都では、町会・自治会など地域団体が主体となって地域課題の解決に取り組む活動に対し、「地域の底力発展事業助成」という補助金制度で支援を行っています。「令和5年度地域の底力発展事業助成」の申請事業募集を機に、WEB上で申請書の作成を導入することになり、2023年3月から『申請サポートプラス』の提供を開始しました。
『申請サポートプラス』は、パソコンやスマートフォンのWebブラウザ上でフォームの設問に回答するだけで、申請書のPDFファイルの作成・印刷ができる申請書作成支援サービスです。
業界に先駆けて、複数の申請書を同時に作成できる申請書のワンストップサービスへ対応。特許技術により、一度の入力で複数の申請書の同時作成を可能にし、利用者の利便性を大きく向上します。

申請書作成にあたって自治体へ問合せの多い事項について、Webフォーム上での入力項目名や入力順、説明文の補記を行うなど丁寧なナビゲーションで、入力ミスの少ない申請書を作成できます。

助成金の申請において必要な実施計画を記載する様式では、自治体が記入見本を用意しています。記入見本をもとに利用者が実施計画を作成できるよう、編集できる例文をエリア内に表示できるようにしました。
収支計算書のWebフォーム上では単価、数量などを入れると自動計算されるため申請者自身による数式設定や検算などが不要になることで、申請書作成の負担が少なくなることが期待できます。申請者の手元での再計算やExcelフォーマット上での関数処理が不要となり、関数の記述ミスなどの予期せぬ計算誤りの発生も防げます。また、職員の書類チェック負担も軽減されます。
利用者が入力した申請情報を、CSVデータ形式で出力する機能を実装しました。受け付けた申請情報をデータとして扱えるため、自治体側の集計・管理業務にも活用できます。
申請書作成にあたっての申請者からの問合せや、提出された申請書上の誤りが減り、再提出件数が減ることで、申請書の確認にかかる職員の業務効率を見込むことができます。

アスコエ提供サービス:わたしの手続きコンシェルジュ 手続きナビ/申請サポートプラス
横須賀市 引越し手続きポータルサイト
神奈川県横須賀市では、住民異動(転入・転出など)に伴う窓口手続きで、繁忙期には受付番号の発券から呼び出しまでの時間が最大100分を超えるなど、市民・職員双方に大きな負担が生じていました。紙の申請書を何枚も書いてもらう非効率さや、手続き漏れ・記入ミスによる手戻りも課題となっており、これらを解消するために「行政目線ではなく住民目線で新しい窓口を作ろう」という方針のもと、「住民異動窓口研究ワーキンググループ」を発足しました。
ワーキンググループでは、窓口業務のワークフローを200以上の手順に分解して、利用者目線で再構築を行った結果、2つのアスコエサービスを導入しました。
必要な手続きや持ち物、訪れる部署が事前にわからないことによるタイムロスを削減することを目的に導入されました。簡単な質問に順番に答えていくことで、自分にとって必要な手続きは何か、そのやり方と必要な書類、問合せ先が確認できます。
Web上で書類を作成することができ、一度入力した情報は作成する書類間で共有されるので、何度も同じことを入力しなくて済むほか、あらかじめ作成しておけば市役所での滞在時間を減らすことができる点もメリットです。
2021年4月の提供開始時は転出入に関する申請書8種類からスタートし、2022年3月には子育てに関する申請書7種類(児童手当変更届、児童扶養手当関係、ひとり親家庭等医療費助成関係など)を追加。オンラインで作成した申請書は、発行されたQRコードを窓口で提示するだけで手続きができ、窓口受付時にはタブレットでの電子署名にも対応しています。
さらに、養育費申告書では養育費の計算を自動で行って申請書に転記するほか、e-kanagawa(神奈川県電子申請サービス)と連携し、QRコードを事前に送付することで来庁前の事前審査も可能にしています。



市民からは、次のような声が寄せられています。
「事前に自分に必要な手続きや持ち物がわかるので何度も来庁することが減った」
「事前に申請書を作成することで市役所に滞在する時間が減った」
「これまでは何回も住所や名前を書かなければならなかったが、一度入力すれば複数の申請書が作成できるようになった」
横須賀市では"テーマパーク並み"ともいわれた窓口待ち時間を短縮すべく取り組んできましたが、予想以上に多くの市民からスムーズなご利用をいただいています。事前に申請書を作成してから来られる市民も増え始め、待ち時間は短縮していると実感しています。(横須賀市 市民部 窓口サービス課)
アスコエ提供サービス:支援制度ナビ
Tokyo支援ナビ
2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって困っている都民や都内事業者にさまざまな支援情報を届けるため、東京都はアスコエパートナーズの「支援制度ナビ」を採用し、「東京都 新型コロナウイルス感染症 支援情報ナビ」を約2週間で開設しました。東京都および各省庁が提供する支援制度を一元的に掲載し、支援を必要とする方に必要な支援情報が届くよう、誰にでもわかりやすいナビゲーションサイトを構築し、一日も早い都民生活の安定と経済活動の確保を図ることを目的としたものです。
新型コロナウイルス感染症の沈静化にともない、同ナビは役割を終えて現在はクローズしていますが、この時に整理したデータや仕組み、運用をベースに新たに誕生したシステムが「Tokyo支援ナビ」です。
支援を必要としているユーザーがスマートフォンやパソコンからアクセスし、いくつかの質問に答えるだけで、自身の状況に応じた支援制度を知ることができます。また、利用できる制度をニーズに応じた分類と一緒に、一覧として見ることもできます。

都民・事業者を対象とした東京都のさまざまな分野の支援制度を、約800件(開設時点|都民向け約300件、事業者向け約500件)掲載しています。都独自の支援情報に加え、経済産業省の「ミラサポPlus」オープンデータなど国の最新支援データも取り込み、常に情報をアップデートしています。

東京都および各省庁の支援制度を一元的に掲載し、ユーザー目線でわかりやすいナビゲーションサイトを短期間で構築するためには、行政機関が提供する制度などに関する情報を整理して行政サービスカタログ(目録)を作成し、そのデータをメンテナンスする技術が不可欠です。
アスコエパートナーズがエストニアならびに欧州委員会と協同して取り組んできた、行政サービスカタログの実装やデータ連携に関する知見を活かし、支援情報ナビ構築には「ユニバーサルメニュー®」の技術を活用しています。
「Tokyo支援ナビ」は、デジタル庁が防災分野の優れたサービス・アプリを自治体が円滑に検索・調達できるように整理・公表している「防災DXサービスマップ・サービスカタログ」に掲載されています。

アスコエ提供サービス:手続きアセスメント
新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、総務省通知「地方公共団体における書面規制、押印、対面規制の見直しについて」が2020年7月7日に発出されました。加古川市は、全庁での手続オンライン化へ向けた取り組みとして第一に、市民や事業者から受け付けている全庁の行政手続について、棚卸調査を実施しました。オンライン手続導入が、書面の単なるデジタルへの置換えに終始しないよう、着手すべき手続の選定基準などを整理する必要がありました。
ホームページから手続きを抽出した時点で約1,800種類。不足部分を各課にヒアリングしたところ最終的には2,848種類の手続きがありました。この全手続きに対して、押印、対面要否、添付書類要否、手数料要否という、オンライン化を阻害する4つのポイントで調査しました。あわせて「手続の受付方法」「年間受付件数」など50種類以上の項目で現況を把握し、Excelファイルで一元管理することで、柔軟な分析に活用できる形に整えました。

並行して、紙手続きのオンライン化を阻む法的ハードルを下げるための条例整備(いわゆる「デジタル手続条例」)にも着手しました。「加古川市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例」は令和3年4月1日に施行。個別条例を一つずつ改正する手間をなくし、オンライン手続きの共通事項をひとまとめに規定することで、「あとはやるだけ」の状態を整えました。マイナンバーカードの電子証明書による本人確認を対面での実印認証と同等に扱う規定も盛り込んでいます。


年間処理件数1,000件以上の手続き:185件
オンライン化への制約がない手続き(書面での実施、添付書類、対面、押印、手数料すべて不要):199件
図面が必要な手続きや国の法律や制度でオンライン化できないもの・しにくいものも整理できました。
こうした調査と条例整備を土台に、加古川市では令和5年中に1,100以上の手続きがオンライン申請に対応する見込みまで取り組みが進んでいます。
まず、自分たちが担当している手続きがどれぐらいあるのかという認識、自分たちがどこにいるか現在地を知るために淡々と可視化できたことはとても有益でした。また、オンライン化の優先順位が明確になったことで、「これなら担当課も無理なくできるかもしれない」という感触を持つことができました。ただ、紙を単にデジタル化しただけではダメで、最終的には「デジタルを前提」にした考え方や振る舞いを考えていきたいです。(兵庫県加古川市 企画部政策企画課)
アスコエ提供サービス:手続きアセスメント
中央区では、「中央区基本構想」(平成29年6月策定)や「中央区基本計画2023」(令和5年3月策定)を上位計画とし、2024年3月に「中央区情報化基本方針~中央区DX戦略2024~」を改定しました。区政世論調査の結果も踏まえて、特に「各種手続きのデジタル化・オンライン化促進」と「BPR・DX推進体制の強化」を重点課題としています。
これらの課題に対し、全国の自治体で導入実績があり信頼性の高いサービスであること、分析の先(オンライン化)を見据えた現業務状況の分析が可能であることから、本事業において最適なサービスのひとつとして『手続きアセスメント』の導入に至りました。
『手続きアセスメント』は、住民が自治体に対して行う行政手続きを可視化するため、独自の分析ツールによって、どのような手続きや自治体業務からDX化を始めていくとよいかの評価判断を支援するサービスです。自治体の行政手続きを調査・分析したうえで、オンライン化の重要度・優先度をスコアリングします。
57課184係を対象に、令和5年度に中央区にて行われた手続きの処理件数(約3,200種類)や受付状況(約160万件)を調査しました。今回、重要かつ特徴的なのは、本庁だけでなく住民窓口となっている出先機関の調査も行ったことで、網羅的かつ区全体のオンライン化を戦略的にデータ分析できた点です。
調査結果のデータをもとに、「手続きを行う対象者」「行政サービスカテゴリ」「年間受付件数と手続き種類数の関係性」「オンライン手続き件数」「書類などの紙媒体提出要否、根拠」「手数料・使用料の要否、納付方法」などの項目軸ごとに統計分析を行いました。


職員にも区民にも効果的な行政DXを進めるため、手続きそのものの見直しや適切なツール導入などの検討対象となる手続きとその実態を把握することができました。また、ダッシュボードを利用して、庁内の各担当課がオンライン化状況をオンラインで可視化。他の課の取り組みも閲覧でき、ナレッジとして共有できるようになりました。
アスコエパートナーズにご協力をいただき、現状の手続き洗い出しやオンライン化の優先順位付け等の視点で分析を行い、今後のオンライン化推進の方向性を明確化することができました。今回の結果をもとに、「中央区情報化基本方針~中央区DX戦略2024~」で示した目標達成へ向けて、一層の手続きオンライン化を進めて行きます。
アスコエ提供サービス:行政データコンサルティング
横浜市子育て応援アプリ『パマトコ』
横浜市では、「デジタルの恩恵をすべての市民、地域に行きわたらせ、魅力ある都市をつくる」ことを基本目的として、令和4年9月に「横浜DX戦略」を策定しています。そのなかで、「子育て」DXを重点テーマのひとつに位置付けており、子育て世代から選ばれる都市となるため、アプリなどを活用した子育て支援サービスを利用しやすい環境の充実や、各種手続のオンライン化による利便性向上など、リーディングプロジェクトとして展開しています。『パマトコ』のアプリでは、「横浜市の子育て中の保護者および妊婦などに、手続きの負担軽減や利用者の属性に応じた情報発信による利便性や満足度を実感できるサービスを提供する」ことを目的としています。
横浜市の子育て応援アプリ「パマトコ」の構築にあたっては、横浜市と自治体DXの推進に実績のあるデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下DTC)が連携することとなりました。アスコエパートナーズが、以前横浜市で手続き棚卸業務の実績があり評価いただいていたこと、また、横浜市のアプリ構築ではアプリの機能だけでなく、行政サービスデータコンテンツのわかりやすさについても重要視しており、アスコエパートナーズが自治体子育てアプリの運用実績が多数あること、コンテンツのコンサルティングにおいての実績などから、DTCと協働して取り組むことになりました。
アスコエパートナーズはDTCより委託を受け、「パマトコ」の手続き・お役立ち情報コンテンツの作成および情報構造設計を担当。住民視点で"簡単に見つかる""内容がわかりやすい"情報提供を実現しています。2024年7月にWEB版が先行リリースされ、同年10月末にアプリ版がリリースされました。
行政サービス情報における構造設計の専門スタッフが、「ユニバーサルメニュー®」の考え方をベースに、その自治体Webサイトに合ったカテゴリ・メニュー・コンテンツなどの構造設計を徹底支援します。行政サービスの提供側(自治体様)の視点ではなく、利用者側(住民)視点で制度情報を整理することによって、「わかりやすく、伝わる、情報発信」を実現します。
全国約1,700自治体の行政サービス情報を独自にデータベース化したノウハウと、「ユニバーサルメニュー®」の活用により、本来掲載されるべき情報の抜け漏れを防ぎ、必要な人に必要な情報をお届けします。既存Webサイト・広報媒体などから、アスコエパートナーズの専門スタッフが情報を探して整理し、メニュー化することも可能です。
Webサイトリニューアルのご担当者様、現場の原稿作成ご担当者様の負担を軽減しながら、利用者が「使いやすい」「探しやすい」「わかりやすい」Webサービスやアプリの作成が可能です。


アスコエ提供サービス:ユニバーサルメニュー®(UM)マネージャー
大阪総合行政ポータル『my door OSAKA(マイド・ア・おおさか)』
大阪府では、大阪府および府内市町村の行政サービスをワンポータルで提供する総合行政ポータル『my door OSAKA(マイド・ア・おおさか)』を構築。府が整備・運営するデータ連携基盤「ORDEN」を活用した取り組みとして、マイナンバーカード認証やID連携を通じて、各種手続きや行政情報へのアクセスを一元化し、住民一人ひとりの状況に応じた情報提供を実現することを目指していました。サービスは2024年(令和6年)8月29日に、まず大阪府と堺市で開始され、今後、提供市町村やサービス内容の拡充が予定されています。
その中で、「おすすめサービス "マイ制度案内"」では、利用者属性に応じて制度情報を表示する仕組みとして、行政サービス情報を整理・構造化する基盤が必要とされていました。そこで、制度情報を構造化し、利用者ごとに最適化表示できる仕組みとして、アスコエパートナーズの「ユニバーサルメニュー®(UM)マネージャー」が活用されました。
「おすすめサービス "マイ制度案内"」機能を提供。利用者の年齢、居住地、子どもの年齢、関心カテゴリなどに基づき、利用できる可能性のある制度情報を一覧・記事形式で表示します。
<対象分野>
出産・子ども
健康・医療
住まい・くらし・まちづくり
教育・人権

https://portal.orden.pref.osaka.lg.jp/help/mydoorosaka_gaiyou.html
UMマネージャーでは、行政サービス情報を、対象者、支給内容、申請期日などの共通項目で整理・標準化。ページ単位ではなく、制度単位で管理・再利用できる「制度カタログ」として扱うことで、利用者ごとに最適化された制度情報表示を支えています。

構造化した制度情報は、Webページ、アプリ、プッシュ配信、外部サービス連携など、複数チャネルで再利用可能な情報基盤として活用されています。制度情報を「読むための情報」だけでなく、「住民接点で活用できるデータ」として運用している点が特徴です。

サービスの詳細、導入に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
Client Commentご担当者のコエ